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ワクチンについて

任意のワクチンですが、死亡率の高い病気や後遺症の残る病気や飼い主様に感染を広げてしまうリスクのある病気を予防する目的がありますので、1年に1回の追加接種が望ましいです。 0歳齢の時はワクチン接種の時期や種類によって接種回数が異なり、適切な免疫力を作ります。また、数年ワクチン接種されず、抗体価が低下してしまった子に対しても初回同様複数回接種をお勧めする場合がございます。

老齢、ワクチンアレルギーのある子などに関しては、抗アレルギー薬の投与、抗体価を測定して十分な抗体価を獲得していればその年のワクチンを見合わせる、他のワクチンに切り替えるなどの対処をご用意しております。

ネコちゃんの病気は注意深く

ペットとして人気があるネコちゃんは人と違い、病気や体調が不調な場合、サインをだすことはできません。ご家族が病気に気づくことは難しく、たいしたことではないと思っていても実は重大な病気を起こしている可能性があります。

野生で生活を送っている動物は、具合が悪くなると他の動物に襲われないように、回復するまで物陰に身を潜めます。飼われている動物も体調が悪くなると、人目につかない場所で身を潜めようとします。ネコちゃんも同じでこうした行動をとると、何か病気にかかっている可能性があるかもしれません。

ネコちゃんの病気について

ネコちゃんの病気は感染症が多く、ウイルスによる病気が最も多いと言われています。猫特有の感染病もありますので、ワクチン接種で予防しましょう。
また、生活習慣病も病気につながるリスクが高いです。肥満が原因で糖尿病、心臓病、脂肪肝といった人間と同じような病気を引き起こします。日頃からネコちゃんの体調管理、尿や排便などに異常がないかチェックすることで、病気を予防することができます。

ネコちゃんの死因で一番多いのが腎不全だと言われています。次に心臓疾患、糖尿病と続きます。
食欲が無くなり、水もほとんど飲まないといった症状が見られたら腎不全の可能性があります。
慢性腎不全は高齢のネコちゃんにはとても多い病気です。早期発見のためにも定期健診を受けることをおすすめします。定期的に治療を行うことでかなり長く生きる場合があります。

予防について

動物も人間と同じように怪我や病気をします。
動物病院では、怪我や病気の治療以外にも健康診断や予防接種、飼っているペットの相談をすることができます。定期的な健康診断や予防接種などは予防にもつながりますので根気強く検診を受けましょう。当動物病院では動物の治療は私たちだけで行わず、家族との理解と協力があったうえで治療を行っていきます。

大切なネコちゃんがもし病気になったら

もし病気を患ったら、獣医に従って生活習慣を改善しなくてはなりません。どのような症状なのか、治療についてどう対応すればよいのかなど、今後病気が重くならないように注意する必要があります。

ご家族にできることは、ネコちゃんを優しくなでる、安静にさせる、栄養バランスを考えた食事などのメンタルケアが重要になってきます。気持ちを落ち着かせると心臓が楽になりますので、できる範囲で穏やかに過ごせるよう心がけてください。興奮を煽るような行動はさけ、精神的に楽でいられる環境をつくってあげることが理想です。練馬区にある当院では、ネコちゃんの気持ちを少しでも理解し、動物と安心して暮らせる環境をつくっていきたいと考えております。診療動物は、猫以外にも、犬、うさぎ、ハムスターなどにも対応しております。

寄生虫の怖さ

寄生虫と聞くと気持ち悪い、怖いといった暗いイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。
動物というのはお互いに直接的、間接的に関係をもって生きています。寄生虫もいろいろな生き物と隣り合わせで生活しているのです。寄生虫は動物の体外、内外に寄生します。体外に寄生するほとんどがノミやダニです。

体外は、目に見えるので気付いたらシャンプーで洗うなど、外側からきれいにすることができますが、体内の寄生虫はなかなか気付くことができません。機嫌が悪く下痢や嘔吐を繰りかえすのであれば、何かのウイルスや寄生虫が体内に侵入している可能性が考えられます。
練馬区にある当院では、寄生虫で悩んでいる犬や猫なども診察し、適切な治療を行っております。
予防接種の時などに、定期的に健康診断を受けることをおすすめします。

ワンちゃんやネコちゃんの内部寄生虫

様々な寄生虫が動物の体内に寄生し生活します。
なかには人間に感染する寄生虫もいますので、見つけたら速やかに駆除することが大切です。
ワンちゃん、ネコちゃんが下痢やおう吐などの症状がある場合、おなかの寄生虫の感染が考えられます。
ひどい場合は命にかかわることもあり、主に小腸に虫体がつまり腸閉塞の原因になる恐れもあります。
寄生虫が感染していたら、駆虫薬を飲ませ下痢を緩和させます。感染期間により一度の投与では駆虫できないのであれば、再度診察し再投与します。

次に、蚊の吸血によって感染幼虫が体内に侵入し、寄生して起こる病気がフィラリア症です。フィラリアの症状は数や寄生期間により、無症状の時期が続くのでなかなか感染に気付くことができません。
進行すると喀血や失神する恐れのある大変危険な寄生虫です。フィラリアの多数寄生で大動脈症候群という急性症状を引き起こし、治療が遅れるとほぼ100%の確率で死に至ります。フィラリアは予防薬を定められた期間、月1度与えることで確実に感染症を抑えることができます。年間を通し蚊が発生する暖かい地域では、フィラリア予防薬を定期的に与えるなど、獣医の指示に従いましょう。

ペットクリニックで定期健診を

これらの一部の寄生虫は動物たちが暮らす一般的な環境によって発症する可能性がありますので、発症を防ぐためには定期的に健康診断や予防接種を受けることをおすすめします。
ペットクリニックが処方するお薬は安全ですので、たとえ小さなことでも獣医に相談し、大切なペットたちを寄生虫から守りましょう。