愛玩動物看護師と動物看護スタッフの違いとは?

突然ですが、愛玩(あいがん)動物看護師と動物看護スタッフの違いを理解されている飼い主様はいらっしゃいますか?
実は近年、愛玩動物看護師法という法律が制定され、その違いが文書によって明確になりました。愛玩動物看護師はこの法律に基づいた国家資格となり、その他の業務を動物看護スタッフが担当することになりました。今回の記事では、国家資格化の経緯や動物病院での業務の変化についてまとめました。

 

国家資格化の経緯

今まで動物看護師は民間の認定資格であって、国家資格ではありませんでした。そうした状況を改善するため、令和4年5月に「愛玩動物看護師法」という法律が施行され、令和5年2月19日に第1回目の国家試験が開催されました。
この国家試験に合格した動物看護師だけが、同年4月から「愛玩動物看護師」として働くことができています。また法律が整備されたことで、愛玩動物看護師ができる業務と、獣医師・動物看護スタッフがする業務が明確になりました。

愛玩動物看護師ができることと動物看護スタッフの業務

愛玩動物看護師法によって、愛玩動物看護師は以下の3つの業務ができると定められています。
1.愛玩動物の診療の補助
2.愛玩動物の世話やその他の看護
3.愛玩動物の愛護・適正な飼養に関わる助言やその他の支援

特に①の診療の補助ができるのは獣医師の他に、愛玩動物看護師の資格をもった人だけです。具体的には獣医師の指示のもとであれば、採血や投薬(補液も含まれます)、マイクロチップの挿入、カテーテルによる採尿などができるようになりました。

なお、レントゲンの撮影や手術、ワクチン接種など、動物への影響が大きい業務は引き続き獣医師のみが対応しています。

動物看護スタッフは、診療の補助以外の業務(入院動物のお世話、検査機器のセッティング、薬品の管理、受付対応など)を担当し、動物病院全体のサポートを受け持つようになりました。

愛玩動物看護師が飼い主様に与えるメリット

愛玩動物看護師が病院に所属することによる飼い主様メリットとしては、以下の3点が挙げられます。

より高い品質の獣医療の提供
専門的な知識、高い技術力を持つ愛玩動物看護師が病院スタッフの一員として加わることで、チーム獣医療体制が充実し、より高品質な獣医療のご提供が可能となります。具体的には、従来の動物看護スタッフと比較して自身の判断で業務を行える範囲が広がったため、迅速な判断を要する重篤な患者様の診療を行う場合などで命を救える可能性を高めることができます。

診療の待ち時間短縮
補液や採血などを愛玩動物看護師が対応できるようになったため、愛玩動物看護師の対応で問題ないという方は、獣医師の手が空いていない場合でも、お待たせすることなく対応できるケースもあります

飼い主様が病院を選ぶ基準の一つになる
また、「愛玩動物看護師が在籍している」=「国が定めた、看護に関する知識をきちんと習得したスタッフが在籍している」という証明になるため、「スタッフの質が高い病院に通いたい」というニーズを持つ飼い主様が病院を選ぶ際の一つの基準にもなります

まとめ

動物看護師は人の看護師のように国家資格化され、今まで以上に専門的な業務を任されるようになりました。そのため、座学での学習を診療現場に活かして、よりよい獣医療を提供できるように、日々研鑽を積んでいます。なお、動物看護スタッフは診療の補助はできませんが、獣医師・愛玩動物看護師と飼い主様を橋渡しする大切な役割を担っています。病気や普段のケアについてご不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。

ナガワ動物病院では愛玩動物看護師の資格をもったスタッフが在籍中です。また、当院では愛玩動物看護師、動物看護スタッフを募集しています。愛玩動物看護師の資格をもっていなくても、熱意があれば大歓迎です。当院の採用に少しでも興味がある方は、下記の応募フォームからぜひご連絡ください。
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<参考文献>
愛玩動物看護師:農林水産省 (maff.go.jp)

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