犬と猫の健康診断について┃1日でも長く愛犬愛猫と暮らすためにも…

健康診断は、犬や猫が健やかに暮らし、少しでも長い時間をともに過ごすために、必要不可欠な検査です。とはいえ、なぜこうした検査が重要なのか、どんな検査をするのか、検査によって何がわかるのか、よくわからずに受診している飼い主様もいらっしゃるかと思います。
今回は納得して健康診断を受けていただくために、重要性についてお伝えするとともに、当院での検査内容をご紹介します。

 

なぜ健康診断が重要なのか?

健康診断は、身体の異常を早期に発見して重症化する前に治療をするため、そして病気の発生そのものを予防するための検査です。これは人だけでなく、動物にも当てはまります。

また、犬や猫の平均寿命は品種によっても異なりますが、令和5年の(一社)ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査によると、だいたい14~16歳くらいと報告されています。人間の平均寿命が80歳以上ということを踏まえると、動物は人よりも4~5倍早く年をとるので、より健康診断が重要になります

また、軽い風邪やストレスによる下痢・嘔吐などは、症状が現れたときに動物病院を受診して適切な対応さえ取れれば、大きな問題になることは少ないですが、腫瘍や内臓の病気の中には、初期のうちに発見して治療を進めなければ一大事に至ってしまうものもあります。
特に動物の場合、人と違って体の異常を言葉で訴えることができないため、知らぬ間に病気が進行しているケースが多々あります

さらに、咳や脱毛など、目に見える異常があればわかりやすいのですが、必ずしもそういった症状が出るとは限りません。健康診断では血液検査や画像検査(レントゲン検査やエコー検査)などを行うことで、身体の外には現れていない異常を発見できる可能性もあります。

加えて、たとえ検査の結果大きな問題がなくても、今後その結果をベースに検査を行えるため、健康上の異常にいち早く気づくことができるというメリットもあります。

当院の検査内容

当院では下記の4つのコースを準備していますが、プランは飼い主様のご希望にあわせてオーダーメイドで変更可能ですので、お気軽にご相談ください。

・シンプルコース(血液検査、フィラリア検査)
・ライトコース(シンプル+尿検査)
・おすすめコース(ライト+レントゲン検査+腹部・心臓エコー検査)
・プラチナコース(おすすめ+血圧・心電図)

当院の「【期間限定】健康診断キャンペーン」は、こちらのページをご覧ください

血液検査
血液検査は血球計算(CBC)と生化学検査に分かれます。血球計算では貧血や炎症の有無などを、生化学検査では内臓に異常がないかを調べます。

フィラリア検査
フィラリア(犬糸状虫)に感染しているかどうかを調べます。検査方法は、抗原検査とミクロフィラリア検査の2種類があります。

尿検査
尿の性状を調べて、腎臓や尿管、膀胱などの状態を確認します。

レントゲン検査
胸部と腹部の内臓の様子を観察します。胸部では心臓や肺、腹部では肝臓や腎臓、消化管などに問題がないかを確認します。あわせて、骨や関節の異常も見つけ出すことができます。

エコー検査
当院では心臓と腹部(消化管や肝臓、腎臓など)の2箇所を実施しています。

血圧・心電図
心臓の動きに問題がないか、あるいは内臓の病気などによって高血圧・低血圧になっていないかを確認します。

当院の健康診断については、こちらのページでも詳しく解説しています

大切な愛犬愛猫へのプレゼントとして健康診断を受診される方も多くいらっしゃいます。この機会にいかがでしょうか?

健康診断を受ける頻度

健康診断を受ける頻度については、犬や猫が人間の4~5倍のスピードで年をとることを考えて、当院では若齢の場合は1年に1回、7歳以上の場合は半年に1回の実施をお勧めしています。

まとめ

健康診断は、動物の健康状態を知ることができる有用な検査です。目に見えない病気やケガ、知らぬ間に進行している病気を防ぐためにも、定期的に受診して健やかな暮らしを維持していきましょう。

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<参考文献>
令和4年 全国犬猫飼育実態調査|全国犬猫飼育実態調査|一般社団法人ペットフード協会 (petfood.or.jp)

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